東京で内容証明の作成送付代行

実例集｜労働トラブルでの慰謝料と通院費用の請求

この内容証明のケースは、ある介護の会社を退職した男性から相談を頂いた案件になります。

お客様ご自身のおかれていた状況を詳しく聞いて欲しいと強いご要望がありましたので、初回は面談にてしっかりとお話を聞き、内容証明を送付したケースです。

■内容証明総額費用・・・４万円＋税（内容の大幅な修正があったため、通常３万円に１万円を追加）

■送付納期・・・７日（こちらも大幅な修正のために、通常よりも納期が長いです）

■相談方法・・・初回面談あり

状況としては、お客様ご自身は仕事の継続を希望されていたものの、上司などの職場内にて過度なパワハラがあり、自ら退職せざるを得なかったというものです。

加えて、精神的な負担から通院を余儀なくされており、再就職も難しい状況とのことでした。

お客様としては、慰謝料と通院費用の請求をしたいとのご要望で、内容証明の送付をご依頼頂きました。

私どもの対応。

初回のご面談では、会社へのご不満などがかなり多く、ご本人様も一体何を内容証明に書けばいいのか迷われていました。

そこで、愚痴のようになってしまう不満と、実際に根拠が明示できる被害とをしっかりと分けることから対応していきました。

すると、職場内での罵倒や、仕事をさせない（又は多大な量の押し付け）、ミスをしたら辞めさせるぞといったような環境が日々繰り返されていた状況が浮かび上がってきました。

また、通院に関しても、診断書や通院期間などを証明できることを確認し、この内容をまずは内容証明に記載する方針で原案を起案し、個人に向けてではなく、務めていた会社に対して内容証明を送付しました。

その後、この内容証明を受け取った会社から連絡があり、本人への謝罪と今後の対応についての話し合いができることになりました。

今回のケースだけではなく、契約の解除など、相手に不満がある方に多いのですが、ご自身が抱えている怒りや想いをぶつけたいという案件があります。

もちろん私たちはお客様の心のケアも見据えてお話をお聞きします。

しかし、怒りや不満というのは、個人的で一方的なものであることも少なくありません。

このような場合は、まず何を目的に内容証明を送りたいのかという目的部分を再度はっきりとさせ、その目的を達成するための内容証明にしましょうとお伝えしています。

ですので、感情的な想いは最低限にとどめ、こちら側で根拠や証拠を提示できるような事実を中心に内容証明を作っていくのが１つのポイントだと思っています。