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実例集｜内容証明とゆうちょ銀行口座について

内容証明とゆうちょ銀行口座について

これは特定のお客様との実例という訳ではないのですが、数件に１件くらい出てくるケースですので、ご紹介したいと思います。

内容証明とゆうちょ銀行口座についてです。

まず、このホームページでも言及しておりますが、内容証明の文面中には銀行口座の情報を記載することができます。

例えば、借金の返済や慰謝料の請求、養育費、利子の請求など、お相手から金銭を受け取る場合などには、相手に支払い先を提示する方法として銀行口座の情報を入れることがよくあります。

銀行口座への振込であれば、履歴を残すことが可能ですし、会わなくてもいいので住所などを知られたくない場合にメリットがあります。

ここまでは内容証明と銀行口座についての説明です。

注意が必要なのはその銀行口座の種類です。

結論から言えば、ゆうちょ銀行以外のメガバンクや都市銀行などはそのまま銀行名や口座番号、名義などを記載すれば問題ありません。

しかし、ゆうちょ銀行の場合には注意が必要です。

■ゆうちょ銀行は相手の銀行によって口座番号が変わる

これは意外と行政書士の人間でも内容証明に慣れていないと知らない場合が多いです。

特に自分でゆうちょ銀行口座を持っていても、実際にゆうちょ銀行へ振込をしたことがなければ分からないでしょう。

違いと対策を下記に説明します。

■ゆうちょ銀行の口座を記載する場合

まず、相手がゆうちょ銀行以外の銀行から振込をする場合には、

・３桁の店番号

・７桁の口座番号

の記載になります。

これは、ゆうちょ銀行の通帳を開き、下のページ部分に記載されている情報です。

※他金融機関からの振込の受取口座として利用される際は次の内容をご指定くださいと書かれている部分です。

一方、相手もゆうちょ銀行から振込をする場合には、

・５桁の店番号

・８桁の口座番号

になります。

口座番号はゆうちょ銀行の通帳を開き、上のページ部分を確認すればわかります。

また、店番号は、３桁の店番号を５桁の店番号に変換したものが該当します。

ちょっと分かりづらいですが、他銀行からの振込の際の３桁の店番号が、その店番号ごとに、５桁のゆうちょ専用店番号に割り振られます。

他銀行からの振込が店番号１２３なら、ゆうちょだと１２３４５

他銀行からの振込が店番号８８０なら、ゆうちょだと４８４８０

というイメージです。

この５桁の店番号は、３桁の店番号をゆうちょの窓口などで言えば、行員さんが教えてくれます。

せっかくお相手がお金を振り込む気になったとしても、口座の表記が正確でなければ意味がありません。

分かりづらい場合にはゆうちょ銀行に問合せをして頂いても説明をしてくれますので、一度ご確認の上、内容証明を作成して欲しいと思います。